Aug 19, 2009

社員証一体型IDカード

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 8年の空白期間を経て、神奈川育ちのマラソンランナーが地元で再スタートする。全国都道府県対抗女子駅伝県代表や実業団で活躍した萩原梨咲(28)=セカンドウィンドAC=が、20日の横浜国際女子マラソンで8年ぶりにフルマラソンに挑戦する。初マラソンだった2003年の名古屋国際女子で2位に入った実力を持ちながら、その後、体調不良や所属チームの廃部などを経験。「もう一度マラソンを走りたい」とクラブチームで再出発し、久々の大舞台に戻ってきた。

■スタートライン
 昨年末から今年2月にかけて、米国・アルバカーキで2度の高地トレーニングを積み、横浜国際女子に備えてきた。調整で走った1月の大阪ハーフは2位。「1年ぐらいハーフも走っていなかったので、レース勘を取り戻せた。フルマラソンのイメージができた」と意気込む。

 セカンドウィンドの川越学監督(48)は「まずは、完走することが次につながる」と無理させずに送り出すつもりだ。萩原自身も「スタートラインに立つことが一番の目標だった」と振り返るように、ここまでの道のりは長かった。

■「つらい」時期
 中学、高校とトップレベルで走り続けていた萩原。秦野高卒業後、「マラソンを走るために」と第一生命入りし、02年には尾崎好美らと全日本実業団対抗女子駅伝初優勝に貢献した。翌年初挑戦したマラソンでは2時間28分14秒の2位と、華々しいデビューを飾った。

 しかし、当時まだ20歳。「体もできていなくて(マラソンの)ダメージは大きかった。それだけではないけれど…」。多くは語らないが、肉体的にも精神的にも疲労が重なり、スランプに陥った。思うように走れず、04年ごろに1年間休部。復帰しても体は動かず、けがも重なって「つらい」数年を過ごした。

 08年、もう一度走るために環境を変えた。高校の先輩で、世界陸上セビリア大会女子マラソン入賞の小幡佳代子を頼り、アコムに移籍。だが、徐々に自信が戻ってきた直後、会社の業績悪化で突然の廃部に見舞われた。

■新天地での再起
 再びの試練。「マラソンを何度も走れる選手になりたい」。その思いで求めた新天地は、加納由理らトップランナーがいるセカンドウィンドだった。

 会員の会費を支えに運営されるクラブチーム。世界で戦うトップ選手を育成しつつ、市民ランナーも所属する新しい形のクラブだ。市民ランナーとの交流など、実業団とは違う環境がプラスに働いて、焦らず走り込み、ようやくマラソンを走る心身が整った。

 「いずれは上位に食い込みたい」との目標を思い描くが、今回は何しろ8年ぶり。「タイム、順位は意識しない。最後まで力を出し切れれば」

 これまで支えてくれた人々に感謝の気持ちを持ち、「走れるようになった姿を地元で見せたい」。遠回りした分、20日のスタートの瞬間が待ち遠しい。

 ◆萩原 梨咲(はぎわら・りさ)愛川中原中―秦野高―第一生命―アコム―セカンドウィンドAC。2003年の名古屋国際女子マラソン2位(2時間28分14秒)、ハーフ自己ベスト1時間11分55秒(札幌国際ハーフ)。愛川町在住。163センチ。28歳。

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 郵便事業に大手冷凍冷蔵倉庫会社…。川崎市が公募した川崎港・東扇島総合物流拠点地区第2期に、名だたる企業が手を挙げてきた。立地の良さが後押しした形でもあるが、そこには東京、横浜の両港とともに国際コンテナ戦略港湾に名を連ねる港の一つとして、埋没しないための「戦略」が垣間見える。

 「厳しい経済情勢の中で、全区画に事業予定者が決まった。それだけ川崎港のポテンシャルが高いということ」。市港湾局の幹部は胸を張ったが、胸をなで下ろした面もあるようだ。

 2007年度に実施した第1期では、事業者が埋まらず再公募した区画もあった。それでも今回は、隣接する同港コンテナターミナルの一体的な活用を条件に追加。「ターミナル利用を増やすことなしに、川崎港の活性化はない」(同局)との思いがあるためだ。

 川崎港は海外航路が少ない。同局によると、同港臨港地区に倉庫があっても、現状では東京、横浜の両港を利用するケースが多いという。そうした状況を打破するため、日本最大の「冷凍冷蔵倉庫の集積地」という長所をさらに伸ばし、存在感を増したい考えだ。今後、中国をはじめアジア諸国からの食糧輸入が増加することを見据え、「アジアや豪州などの新規航路の誘致につなげたい」と意気込む。

 今回の公募により、冷凍冷蔵倉庫の上位10社のうち8社が東扇島地区に進出する。首都高が通り、国際化した羽田空港に近接する「陸・海・空」の結節点になっている川崎港。新規航路の誘致に結びつけば、利便性と相まって、同港の利用価値がさらに高まる可能性を秘めている。

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